栃木県足利市のカウンセリングルーム
ひろみこころカウンセリングルーム、長沼宏実です。
認知行動療法とは、文字通り「認知」と「行動」に焦点を当てて、今抱えている問題の解決や、今後の生活をスムーズに合理的に送ることができるようになること目的としています。
認知行動療法では、認知療法からの技法と行動療法からの技法でいくつもの技法があります。
その中でセルフコントロールの力を身につけ、自分の人生をより良いものしていくことできます。
私たちの行動や気分は、認知によって影響を受けています。
まず、「認知」とは何でしょうか。
認知とは、出来事や状況の「捉え方・考え方」の事を言います。
この、出来事や状況をどう捉えるか、考えるかによって、気分や行動が変わってきます。
例えば、道で知り合いにすれ違ったとします。あなたは「こんにちは」と挨拶しましたが、相手は無視して行ってしまいました。
こんな時、この出来事をどう捉えるでしょうか?
「私がきっと何か気に障ることをしたから無視したんだ。嫌われているんだ」と捉えると悲しく、不安になってきますね。
「こっちが挨拶したのに無視しやがって!」と思うとどうでしょう。イライラや怒りの感情が出てきませんか?
「何か考え事をしていたのかな」、「聞こえなかったのかな」「気づかなかったのかな」など考えることもできます。このように捉えるとネガティブな感情は出て来ず、もう一度声をかけてみたり、確認しようとするかもしれません。
みなさんはどんな捉え方をしましたか?
自分が辛くなってしまったり、悲しくなってしまうような捉え方をしていたら、それは合理的ではありませんよね。
まず、最近あった出来事を思い出してみてください。自分がどんなふうに捉えているのかを具体的に考えてみることです。
それができるようになってきたら、自分の考えの癖やこだわりに気づくことができます。
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