うつ状態がなかなか良くならないことはありませんか?
うつの治療としては、調子の良い時は動いてみる。
調子の悪い時は無理をしないという感じですが、
それでは変わらない時もあります。
何年もずっと変わらず辛い状態なら、ちょっとそのパターンを変えることが必要です。
認知行動療法はそのパターンを変えます。
あなたの捉え方があなたの行動や感情に影響を及ぼしています。
ネガティブをポジティブに変えるということではありません。
それも大切ですが、1つの出来事でも多様に捉えられる柔軟性を手に入れることが重要です。
どうしても階段の一番上を一気に目指そうとしてしまいますが、一段一段です。
着替えができたり、自分の部屋からリビングに行けたり、玄関から2,3歩外に出られたりしたらよしとしましょう。
玄関が掃けたり、草花に水を上げることが出来たらなおよし。
空を見たり、葉っぱを見たり、石を触ったり、聞こえる音に耳を傾けたりしましょう。
それがいまここです。
ご飯を食べる時は時間を決めて「いただきます」「ごちそうさま」を言いましょう。
食べた食器をシンクまで持っていけたらなおよし。
食器を洗えたらウキウキしましょう。
一段一段上がるとはそういうことです。
見ている部分が遠すぎませんか?
どうしても悪い事ばかり目についてしまったり、未来の事を心配したり、不安に思ったりしていませんか?
あなたを辛くさせているのはあなた自身でもなく、その出来事でもなく、
うつうつとしている症状です。
自分の悪い思考パターンを見つけましょう。
それが強みになります。
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