問題を問題として捉える力

 

 

先日、同業の友達と認知行動療法について話していて出た話です。

「考え方を変えて前向きにしていくことは必要なのはわかるけど、

問題は問題として捉えて解決していかなければならないのではないか?」

と質問されました。

 

その通りです!!

 

問題を問題として捉え、解決していくことは前提ですが、

そこまで思考を持っていけない人がいます

 

自分が嫌いだったり

不安が強かったり

自分のやっていることに自信が持てないと

周りからどう思われるのか気になってしまいます

 

「変なこと言っていないか」

「あんな態度とってしまって嫌われたんじゃないか」

など、

自分の言った事、やった事が気になって気になって仕方なくなってしまうと

 

誰かに

注意されたり

否定されたり

意見されたり

すると、

 

「恥ずかしい!」

とか

「やっぱりこれじゃダメだったんだ!」

 

などという思考でいっぱいになってしまいます。

このような思考は誰でも浮かんでくるものですが、

周りの目が気になって

自分の行いが気になってしまっていると

 

問題を読み違えます

 

仕事で注意されたり

ミスを指摘されたり

その人が意見を言っただけだったら、

自分のミスや失敗を受け入れて、次回から気を付けるようにすればいいのです。

そのために問題解決思考に移行します。

 

がしかし!!

人の目ばかり気になっていると

 

「やっぱり私は、、、」

「私なんて、、、」

と、自分のネガティブな部分に思考が移行してしまって

問題がすり替わってしまいます

「私は認められない」

「私は愛されない」

「私は価値がない」

「私は生きていても仕方がない」

 

この思考は、問題を解決するべき時に必要な思考ではないですよね?

そして、この思考は

いつでもどこでも何が起こっても

考えなくて良いことです

 

神経質だったり不安症の人は

問題をすり替えて自己否定に走りがちです。

 

失敗をしたり問題にぶち当たったら

問題解決に向けて思考を切り替えます。

 

自分の意見を否定されたり、違うことを言われたら

「そうか、そんな考えもあったのか」

「あの人と私の意見が違うだけで私が否定されたわけじゃない」

などと考えることもできますね。

 

悲しくなったり不安になったりしていいんです。

問題なのは、その思考を切り替えられずに

悲しさや不安に留まってしまうことです。

 

そして注意されたり問題が発生したことを受け入れられずに

「私が、、、、」「私が、、、」

となってしまうことも問題です。

 

問題にぶち当たったら

問題にぶち当たって傷ついた自分をまず見ます。

よくよくよーーーーく見ます。

今、自分はどんな問題にぶち当たっているのか、

そのダメージはどのくらいか、

それを乗り越えるため何が必要か、

などなど、考えることはたくさんあります。

「私は認められない」とか「価値がない」なんて考えている場合じゃないです。

 

問題はいくつもやってきます。

それを乗り越えることで理想の自分になります。

壁にぶち当たってはね飛ばされても

あなたは立ち上がります。

もう横たわって泣き続けることを止めます。

 

立ち上がって前に進むために必要なものを集めてください。

それは勇気であり優しさです

 

あなたが抱える問題は足かせではありません。

成長していけるスキルです。

 

 

 

 

関連記事

  1. 母変わってない状態

  2. 辛さから解放されたい

  3. うつうつする

  4. 我慢して我慢して我慢する

  5. 自分であることに誇りを持つ

  6. ストレス解消法と依存

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。