今日は、パニック障害についてです。
パニック発作とパニック障害は違います。
パニック障害とは大きく言うと、
「パニック発作」
「予期不安」
「広場恐怖」
「回避」
でできています。
カテゴリー「心と体の話」のブログを先にお読みください。
では、パニック障害とは何かといいますと。
パニック発作を起こして、「またこの場面でパニック発作を起こすんじゃないか」と思って、パニック発作を起こした場面を回避する事。
パニック発作を起こしやすい場面は、人混みであったり、閉鎖された空間だったりします。
そこで、「パニック発作を起こしたら逃げられない」
「周りの人に迷惑をかけるんじゃないか」
「変な風に思われてしまう」
「自分がおかしくなってしまう」
などと考えて、
そのような場面に行かない。などと、行動が制限されます。
以上のような思考を予期不安と言います。(自分に悪いことが起こると予期する)
そして、人混みや、パニック発作を起こした場面に対する恐怖心、これを広場恐怖といいます。
広場恐怖が起こると、その場面を回避するようになります。
回避すればパニック発作も起こらずに済むので、そのまま生活しますが、
パニック発作を起こしやすい生活や思考をしていれば、パニック発作を起こす場面が増えていきます。
そうして、一連の流れでまた回避して、、、、、、、、
なんてやっていたら、行けない場所、出来ない事が増えていき、不安感も増していく。
これがパニック障害です。
一人の場面でもパニック発作を起こす場合もありますので、上記に書いたことが全てではありませんが、一般的にはこういうことです。
パニック障害は、きちんと心理教育をして、このような流れが分かれば、治療はスムーズにいきます。
その中で、思考と行動を変えていきます。
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