社交不安・強迫性障害・ネガティブに偏った信念

認知行動療法では、ネガティブに偏った考え方、信念などがあれば

それを修正することもやります。

「たぶん〇〇だろう」

「きっと〇〇に違いない」

「このままじゃ悪いことが起きる」

「私はいつもダメだ」

などなど、

ネガティブに偏った信念はいくつもあります。

あなたはどうですか?

 

このようなことを考えていると、

働くこと

外に出ること

人と接することが辛くなり

生きることが辛くなります。

カウンセリングでは、このような信念がどうして身に付いてしまったのか話し合います。

 

そして、これとは別に大切なことがあります。

それは、不安や恐怖をきちんと感じることです。

不安や恐怖は無かったことにしてはいけません

 

よく、「認知行動療法はネガティブをポジティブに変えるんでしょ?」と言われますが、

違います。

 

「このままじゃダメだ」という信念を一生懸命

「このままでもいい」と思い込んでも、

自分自身がそう思っていなければ意味がありません。

自分の内側に浸透していきません。

もちろん、「このままでもいい」と思うことは大切なことです。

でも、それだけではありません。

 

不安や恐怖を感じたら逃げないで向き合う。

きちんと感じる。

不安や恐怖を感じることが嫌でその場から逃げ続けていると、

不安や恐怖にどんどん弱くなり、ちょっとしたことでも不安感に襲われるようになってしまいます。

 

それが大きく出るのが

社交不安症や強迫性障害です。

 

社交不安の場合、対人場面での緊張がとても高くなります。

でも、対人場面ではみんなもれなく緊張するものです。

発表したり、注目を浴びる場面があれば

手も震えるし、汗もかくし、心臓が飛び出しそうに動悸もします。

私なんかそんな場面では冬でも汗ダラダラです。

声も上ずるかもしれません。

それでいいんです

「そんな自分はダメだ。」

「声が上ずったら恥ずかしい」

「汗をかいているのがばれたら恥ずかしい」

なんてことばかり考えているとどんどん悪化します。

 

 

強迫性障害を持っている人は、

不安や恐怖を感じたら、

その不安や恐怖レベルを0にしたい。

だから、

手を洗わずにはいられない

確認せずにはいられない

じっとしていられない

などとなります。

そしてそれを続けると悪化します。

最初は2,3分で終わっていたものが20,30分になり、

リビングだけだったものが家全体になります。

そうならないように、

辛いけど、深呼吸しながらじっとするのです。

不安や恐怖レベルは0にはならないけど、下がるはずです。

 

ある程度の不安や恐怖は、感じながらうまくコントロールして生きていくのです。

0を目指してはいけません。

0になるようなことはそんなにありません。

誰でも不安や恐怖は抱えています。

 

社交不安や強迫性障害の人たちには、

ネガティブに偏った信念があります。

言い過ぎかもしれませんが、

「不安や恐怖は感じたくない」

「恥ずかしい思いをするなら外に出ない」

などという信念があります。

べき思考両極端な思考ですね。

このレベルがすごく高い。

 

認知行動療法では、

症状によって技法や介入のやり方を変えて、

その人に合った方法でやっていきます。

自分のことです。

自分を理解してコントロールできるようになりましょう。

 

 

 

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