母変わってない状態

 

「母親に言いたいことを言っても、いつも怒られてしまうし、話を聞いてくれないから

話しても無駄だ」

と思っている人がいるとします。

確かに、今まではそうだったのかもしれません。

そういう状態になってしまうと、

もう母とは話したくないし、顔も見たくないし、

家にいることが苦痛でたまらないですね。

「母と話してもどうせ私が傷つくだけだし、嫌なことしか起こらない」

「この人とは話しても無駄」

という自動思考が発生します。

そういう自動思考があると、

 

「母親が嫌い」

「顔も見たくない」

「家にいることが苦痛」

「私には居場所がない」

「私は愛されていない」

「私なんて生きる価値がない」

「死にたい」

などとなっていきます。

破局的な思考が連鎖していきます。

こういう癖がついていると、母が咳をしたり、足音を聞くだけで

「死にたい」って思う人もいます。

 

母が嫌い。なぜなら私を傷つけるから。

だから咳をすることも許せないし死にたいほどムカつく

ムカつくだけだったらいいけど自分の存在価値がわからなくなって不安すぎてただただもう死にたい

と思う人のとる行動で多いものは、

「母と会わない。話さない」

「自分の部屋に引きこもる」

です。

 

それでもいいならいいんですけど、

そのうちもれなく

母が咳をしただけで自分の存在意義が分からなくなり死にたくなります。

行動範囲も狭くなります。

思考が破局化していって、

幸せ排除フィルターが設定されます。
(幸せ排除フィルターはここ参照)

 

私のカウンセリングを受けているクライエントさんは結構気付いています。

自分の人生は自分でつくっている

ということを!

 

周りが変わるのを待っててもいいんですけど、

それじゃあまりにも受け身です。

何年待つかわかりません。

どんどんあなたが変わっていっていいんです!

 

「認知の再構成もしたし、幸せを感じられるようになった!

じゃあ、今までお母さんと話すこと避けていたけど、

行動を変えてお母さんに話しかけてみよう!」

と思って、意気揚々と話しかけると、

「あんたそんなバカなこと言ってないで勉強しなさい!」

とか

「もういい加減にして。顔も見たくない」

とか、

昔と何ら変わることなくあなたを傷つけることを言ってくるかもしれません。

なぜなら、母親も考え方の癖があって、そこから抜け出せていない状態だから。

あなたは変わった。

けど、「母変わってない状態」です。

これは、母との関係だけではなく、父親でも、友達でも、彼氏でも、上司でも、隣の家の人でも、誰でもです。

あなたが変わっても周りの人は変わっていない恐れがあります。

でも、、、そうです!

あなたはもう気づいていますよね。

ひろここのブログ読んでるんだもん!

人には考え方の癖があることを!!

だから、認知行動療法やってない人が

昔と同じ反応をすること

分かっているはずです。

だから、あなたはその次の行動も変えてみてください。

ここ重要ですよ!

「考え方を変えても行動を変えてみてもやっぱりダメだ。

昔と何も変わってない!」

って思うかもしれません。

でも、そういう時は、

その問題解決法ではうまくいかなかったけど、

別の解決策ではうまくいくかもしれないし

そもそも、母変わってない状態ですから。

「そうだよね、そう言うよね

じゃあ、私はこんな反応してみよう

って感じでやってみてください。

私はこんな反応してみよう

は、いくつ用意してもいいんです。

 

みんなどこかしら

変な考え方の癖を持っているものです。

あなたは他人のそれを受け入れることができる、

思考の柔軟さを手にすることができます。

てか、本当は持っているから

それに早く気づいてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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